🎍世界の皆さん、新年明けましておめでとうございます🎍
昨年は、アジアをはじめ国内外からから約30団体700人が大分で始まった
「一村一品運動」の研修に来られました。皆さん ありがとうございました。
そしてお疲れ様でした。
年頭にあたって、二点、抱負を述べてみます。
一つ目は、本年が【(Let‘s go)back to the village:村に帰ろう】の流れをより
実感できるスタートにしなければなりません。
特にアジアは、我が国をはじめ、タイ、中国、韓国など高齢化が急速に進展しています。
若者の抜けた地域・農村に、「子どもの声」が久しく聞こえてこなくなりました。
ご承知のとおり、「モノやサービス」などのビジネス効率一辺倒の競争がもたらす
「都市化」という歪みの必然的現象なのです。とは言っても、「モノの豊かさ」は大変重要で、
そのためには、エンドレスな取り組みが求められます。
視点を変えて、自然を見てください。自然界では、川の急流で暮らす魚もいれば、流れの緩い場所
を棲み家にする魚もいます。地域・農村で「のんびり」と、とは、とてもいきませんが、「自分流」
の暮らしをつくることは可能です。二つ目は
いささか、大袈裟になりますが、人類はおよそ有史以来の「新石器革命(農業革命)」続いて
18世紀初頭から始まる「産業革命」そしてやがてこの10年を経ずに急速に進展する
「第三の革命」が注目されています。
つまり、「人工知能=ARTIFICIAL INTELLIGENCE」の時代を迎えるといわれてい
ます。その成熟・全盛の時代までには、いま少し歴史的時間を要すると観測されていますが、
間違いなく私たちは今その外縁部に立っています。
社会・経済構造から思想・哲学など様々な分野において、一変するとのこと。頼もしくもあり、
誤れば人類にとって、取り返しのつかない事態を招く、いわば神の領域の挑戦と見立てる学者もい
ます。
新年の夢を語るとすれば、50年も経ず、地球は一つになるチャンスの到来です。
人類だけの地球であることは許されません。動植物の命も尊重されます。そして何よりも
「(知的価値)全盛社会」から「信価(信用・信頼)・徳価(人格が高い)社会」へと価値観が移行します。
その原動力が「第三の革命」。「私たち自身そして世代をつなげて、「第三の革命」を何が何でも
成功させていかなければなりません。それが【貧富・教育・職業そして都市と農村などもろもろの格
差】の解消の鍵になると確信しています。
どうか、新しい年が地球号に乗る人々や生物にとって、少しでも明るく希望の
湧く社会となりますよう、
併せて皆さんがご健康でご活躍できる良い年となりますよう、心からご祈念申し上げます。
2018年 元旦
国際一村一品交流協会 理事長 内田 正